- 2006 年 12 月 17 日 20:11
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ミッドウィークのニューカッスル戦の録画放送を録画していて、それを今見終わりました。相手は怪我人続出のニューカッスルでしたが、守備が踏ん張り苦戦しました。
結果を知った状態で見たからかいつものようなストレスは感じませんでした。が、やはり攻撃がうまくいってないですね。
各選手各々課題と言うか改善すべき点と言うかここがもうちょっと柔軟に対応できればいいのになと言うところがありますね。
GK,DF
解説の加藤久氏はツェフがいなくなればチェルシーの守備は脆くなると考えていたようです。けど、今実際にツェフがいなくなった状態でもリーグでは2位につけていますしCLは死のグループと言われたA組を1位で突破とそこまで目に見えて不調にはなっていません。その立役者としてイラリオの名前を挙げていました。それは概ね同意なんですが、加藤氏が褒めすぎな感があるのと粕谷氏が言うような中小クラブならファーストチョイスとして活躍できるというのは同意できない。
この試合でも見せたように足元のボールの処理とクロスボールの対応に拙さがある。あとハンドリングにしても不安定でやはりちょっと怖い。それでもポジショニングよくシュートを正面でキャッチしたり、決定的チャンスを何度か防いでくれているので貢献度はかなりあると思います。
ジェレミ、カルバーリョ、テリー、AコールのDFはよく守っていたと思います。失点しそうなピンチと言うのは特にありませんでした。
MF
中盤ではエシアンは鬼ですね。このタフな猛牛は昼寝が好きで暇だったら6時間くらい寝るときもあるそうです。僕も昼寝は好きですけど6時間も寝たら夜眠れなくなります。この試合エシアンは前半は中盤の底を後半はセンターバックを見事にこなしました。今季の前半戦MVPはエシアンでしょう。それくらい目を見張る活躍。
ランパードはプレミア最高レベルの選手でしょう。それは誰もが認めるところです。チェルシーの王様として君臨して自分のプレー(特にペナルティエリア付近からのシュート)絶対の自信を持っているのは良いことです。この日はカルーがワンツーで抜け出したらGKと1vs1になる場面もありましたし、より確実なプレーをして欲しいときがたまにあります。もちろんランパードのミドルシュートがチェルシーの重要な得点源とは理解していますが。レフスキ戦でシェフチェンコに出したボールは良かったです。シェフチェンコもしっかり応えてくれましたし。
バラックはリズムが合いませんねぇ。遅攻の時はサイドに振るボールをいい感じで出せているんですけど速攻の場合や前へ前へという場合はボールタッチが雑になってそれが原因でその後のプレーが1テンポも2テンポも遅れてしまいます。ボールを受ける時もちんたら走ってたり出し手に近寄りすぎて受けてと出し手が共に手詰まりになる時があります。守備では前線から守備をしてくれてありがたいんですけどゴリゴリ行き過ぎてファールになる回数が非常に多いと思います。
うまくやろうとしているけどうまくいかない。バラックにとっては非常につらい時期でしょう。それが分かっているモウリーニョはバラックをアンタッチャブルだと擁護したのかも分かりません。
FW
この試合は3トップでした。
ロッベンは体調が良さそうで右へ左へ大忙し。ドリブル、クロスで相手を苦しめていました。後半開始すぐにドログバへあわせたクロスは良いボールでした。先制点はロッベンのスルーパスからシェフチェンコがシュートをミスしてうまい具合にドログバの足元に転がって生まれました。終盤には右サイドでボールを受けたロッベンが中に切れ込んで撃ったシュートはギブンに触れられポスト直撃。
今季のロッベンは本当に不運と言えるほどポストに当ててしまいます。
ポーツマス戦では再三のチャンスを何度もポストに当ててしまい、そのイメージでか「ロッベンは得点力がない」と言い出す人がいる始末。PSV時代もチェルシーでもかなりゴールを決めて貢献してくれてます。ロッベンの状態がもっと良くなったら攻撃はもっとスムーズになるでしょう。
カルーは1トップの頂点で先発。テクニックはあるもののゴール前で落ち着きをなくします。何度かチャンスがありましたがいずれもふかしてゴールならず。今後に不安を抱えています。先制後は右サイドバックの位置に入りました。お疲れ様です。
SWPはチェルシーのサッカーにはあってないですね…チームも本人もカウンターが持ち味ですけど、チェルシーの場合はどちらかというとポゼッションで上回る場合が多いですし、相手が引いている場合が多い。そうなるとSWPは良さを生かせません。今のところうまくいってないので一回FW(2トップの一角)で使うのはどうかなと思います。鋭いミドルシュートと言う武器と裏に抜け出すスピードを持っていますからね。
交代で入ったシェフチェンコもなんだか戸惑っている感じ。周りのリズムと合わないのでボールを受けてもすぐ失う。自分のタイミングで来なかったときにフッと気を抜いてしまって体を寄せられ奪われるシーンが多いです。
あとはプレスが早いセリエAで揉まれた選手のはずがボールを受けてから出すところを探しているのでプレーが遅れていますね。周りが見えていないのか出せるところで出さずにドリブルで突っかけて奪われるシーンもあり。
この試合は比較的よくてフリーでボールを貰ってシュートを撃つシーンもありましたが、こちらも今後が心配。
ドログバはもうチームの中心でしょう。今季のアンタッチャブルを選ぶとしたらエシアンとランパードとドログバ。昨季まで批判の矢面に立たされていたドログバですが、今季は15得点でプレミアナンバー1ストライカーです。
この試合も遊び心ありでチャンスを演出したり一番ゴールに近い男でした。細かいミスが無かったら本当に世界最高のストライカーになれるでしょうね。
これまでのシーズンを振り返って
今季、現在2位につけているのは3つの原因があると思います。その中で一番大きいのは多くの人が言っている言葉ですが「勝負強さが無くなった」ということでしょう。この2年間なかったのに今季は既に2度も逆転負けしてしまっています。勝負強さが消えた原因は新加入選手にあると思います。
1つは新加入選手がフィットしていないからです。今季は毎試合そうですが、試合開始直後は下位チームにすら主導権を握られてしまいます。そしてようやく20分過ぎごろから主導権を握り始めて…というのがパターン化しています。その後も攻めあぐねて辛勝っていうパターンが一番多いですね。今季から加入してレギュラーとしてプレーしているバラックとシェフチェンコが攻撃のテンポを崩しているのが大きい…サブとしてベンチに座る回数のほうが多い選手も試合に出ても凡庸なプレーに終始することが多い。
まだチームとして完成していないので不安定な戦いが続いていると言う感じですね。
他にもちょこちょこと主力が怪我をしているのも痛いです。
Wカップで負傷したツェフはシーズンインが少し遅れました。ジョー・コールはアメリカ遠征で足を痛め、復帰戦のブレーメン戦で悪化させ、最近疲労骨折で再び離脱していってしまいました。現在ドログバも怪我持ちでプレーしていて、シェフチェンコも調子が上がってきそうだった時に負傷して数試合休んでしまいました。ロッベンも怪我をして休んだ試合があって敗戦に繋がってしまいました。
思い返せば敗れたミドルズブラ戦はツェフ不在でロッベンはアップ中に負傷して欠場。カルーがフィットせず攻撃がダメダメの中シェフチェンコが決めて先制しましたが、脆かった守備を突かれて逆転負けを喫しました。もっとも昨季はその対戦で0-3で完敗してしまっていたので苦手意識を強めたもののしょうがないかなという雰囲気もありました。
トッテナム戦は最もレベルの低い審判に当たってしまい不可解な判定と共に敗れ去りましたが、ブラールーズとアシュリー・コールの軽い守備が無ければ引き分けで終えることが出来たかも。
引き分けに終わってしまったユナイテッド戦もアーセナル戦も普段なら勝てる試合だったと思います。
しかし、シュートがポストに当たるなど運に見放され、GKの少し拙い対応があって勝ち星を落としてしまいました。
勝負強いチームだったらここでキッチリ勝っていたでしょう。ここで勝てないのが昨季と今季の差だと思います。
3強対決で全て勝っていたら勝ち点で並んでいますからね。本当にもったいないことをしたと思います。
今夜はエヴァートン戦。相手は調子を落としているので勝利は至上命題。とりあえずチェルシーとしてはユナイテッドにプレッシャーをかけ続けなければなりません。これからの戦いが見物です。
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