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Birmingham v Chelsea

12月に入ってからのチェルシーの調子は最悪。
昨季のスコラーリ氏が監督をしていた時の悪い時期を彷彿とさせる先の見えない不調に陥っている。

この日の対戦相手のバーミンガムは目下絶好調でチェルシー戦の次のストークに勝利し、ここ11試合無敗で8勝をあげている。
今のチェルシーならアウェイで疑惑の判定に助けられてのスコアレスドローはありがたい結果だったのかも知れない。
バーミンガムは好調さが雰囲気に現れていて、団結感を感じましたし、ピッチ全体を使うサッカーはスムーズで確かな強さを感じた。
キーパーのハートはここまでプレミアナンバー1セーブ数を誇っているらしく、この日もチェルシーの決定的なチャンスをことごとくファインセーブで阻んでいた。状況判断など若干難ありではあるが、反応は素晴らしいし、やはり非凡なものは感じた。

この試合でチェルシー側に持ったポシティブな印象は皆無。
その原因を自分なりに分析していく。

フォーメーションの問題

やはりチェルシーには今の4−4−2のフォーメーションは合わないと思う。
それはメンバー構成を見ても明らか。
中盤の底とトップ下に適任の人材がいない。
ついでに言うとインサイドハーフが適任の選手も少ない。

中盤の底

本来ならエシアンが担当。
エシアンはオールラウンドタイプの選手なのでそこまで悪くないのだが、良さを活かそうと考えるなら一つ前で使う方が良いと思う。
エシアンが怪我の今はミケルが担当しているが元々守備的な選手ではないのでフィルター役にはなれていない。
得意ではない守備に気を取られているせいか本来持ち味であるはずのパスもミスが多く、現状ではどの部分が持ち味なのかわからないかわいそうな状態に陥りつつある。
ミケルが駄目な場合はバラックが担当することもあるが、こちらも得意なポジション、役割ではないので持ち味が何も生きない。
バラックの場合、守備の局面でも歩いて戻っていることもあり、このポジションで使うべき選手ではないと思う。
あと、ベレッチも使えなくはないけどこちらもやはり攻撃面で生きる選手。守備は期待できない。

以上の点を踏まえてもここは補強が絶対必要なポジション。
補強候補としてはデ・ロッシの名前が挙がっています。
この選手を獲得できたら一番いいのですが、この冬に移籍というのはなかなか考えられない。
その他の候補は特にいないけどミゲル・ヴェローゾあたりで手を打っておけば良いのではないかなと思う。
この選手も守備範囲は広くて、センターバックや左サイドバックでプレーすることも不可能ではない。
この冬に獲るならこの選手じゃないかなと思っている。
後はヘルタ所属のセルビア代表のカチャルは得点力もあるようで面白そうではある。

案外、リカルド・カルヴァーリョをコンバートしてここで使うというのも面白い選択ではないかと思うのだが、どうだろう。

インサイドハーフ

このポジションは割といろんな選手が担当しているがどうもしっくりこない。
エシアンはこのポジションが適任だと思うがそれ以外の選手が今ひとつ。
ランパードにしてもこれくらいの位置でピッチ全体を広く動く方が性に合っているのではないかと思うが、期待されている役割やこのポジションですべき動きに完全には適応できていない印象がある。
バラックもこのポジションが一番良いはず。この人もパスカットされる率が多い気はするけど、カバー範囲が広いのでそれなりに使えている印象はある。
マルダは昨季の終盤はもの凄い活躍をしてそれまで懐疑的に見ていたチェルシーファンを一転熱狂させたが、今季はそれほどの活躍は見せられていない。もしかしたらマルダはここよりもトップ下の方が合うのではないかと思うが…
このバーミンガム戦の退場は余計すぎた。
ここのところ割とベレッチが重用されているが、ハマった時は面白いけれど基本的にプレーは雑なのであまりうまくいっていない印象を受ける。

トップ下

このポジションにフィットする選手がいないのが4−4−2は辞めれば良いのにと思う最大の理由。
当初はランパードが重用されていたが、ランパードは低い位置でゲームを組み立てて、いつの間にかエリア内に侵入したり、エリア外から強烈なミドルでゴールを奪うスタイルであるはず。ランパードの良いところが完全に消されてしまって、今季ここまでいつになく低調なシーズンを送っていると思う。
デコやジョー・コールが復帰してからはこの2人がトップ下に入り、ランパードは1列下がるようになった。が、本来の姿は見せられていない。

デコにしてもテクニックがあり、違いを魅せることができる選手だと感じるが、難しくやろうとしすぎて簡単にボールを奪われたり、仲間とのパス交換で息が合わない場面が散見される。もったいないが、結局最後までチームにフィットしなさそうだなという感じがする。

最大の期待はずれはジョー・コール。彼が復帰すれば好転するはずだと期待していたもののこれまでほぼノーインパクト。
モウリーニョ時代の右ウイングを担当していた時は輝いていたのだが…時折良いプレーを見せるもののこんなものではないはず。

というように、中盤がほとんど機能していない。
現在はドログバの好調でなんとか持っている感じで、中盤で主導権をなかなか握れず苦しい試合が続いている。
FWにしてもドログバとアネルカのコンビは世界一の2トップと言っても過言ではないかもしれないほど強力だが、控えメンバーの力が一回りも二回りも落ちてしまっている。

アンチェロッティ監督は冬に選手を獲得することがあるなら雪の中を裸で走ると発言しているらしいが、もしも本気で選手補強が必要ないと考えているのなら大変なことになりかねない。まず、現状でもいくつかのポジションで補強が必要なのは明らかである上にもしかしたら夏以降に補強禁止の制裁が加えられるかもしれないので、今のうちに補強をする努力は必要なことだと思う。
デロッシだパッツィーニだアグエロだと言われていて、それが実現するとは思えないけれど、補強が必要なポジションをしっかり洗い出して名前に関わらず実力のある選手を獲得するのが大切なことだと思う。

アンチェロッティは戦術に幅がなく、考え方も頑固だなと思う。
今のフォーメーションではうまくいく見込みがないので少し変化を付ける必要があると思う。
ウインガーを数人抱えていることを踏まえると4−4−2でもウイングを使うフォーメーションを採用するのもありなのではないかと思う。
今のチェルシーは真ん中真ん中となり行き詰まっている部分があるのでそれこそバーミンガムのようにピッチを広く使って試合を進めるのがいいのではないかと思う。

チェルシーの状況が好転することを切に願うばかり。
アフリカ人選手がいなくなる1月を乗り切れるのかはたまた崩壊するのか。
ここがリーグの行方を左右するポイントになると思うので注意深く見守りたい。
今季はチェルシーが優勝するだろうと言いたいところなんだが、本心はアンチェロッティはいなくなってほしい。

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